どうも!うさこです
みなさまは「市原ぞうの国」をご存知ですか??
私の出身地である千葉県市原市にある
ぞうの展示をメインにした動物園で
国内最多飼育数を誇る10頭のぞうをはじめ、
カビパラ、カバなど約70種類の動物
たちに出会うことができます。
名前にもある通り、こちらの動物園の目玉は
なんといっても「ぞう」🐘❕
市原ぞうの国発祥のぞうがお鼻で
お絵描きや文字を書く
「ゆめ花のお絵描き」が一番人気です✨
ゆめ花はぞうの名前で日本で初めてお母さんによる
子育て(自然哺育)で成長したアジアゾウです。
日本生まれのアジアゾウ最年長の
ゆめ花は文字やお絵描きが
とっても上手でその斬新なパフォーマンスに
多くの人が魅了されています。
ほかにもぞうさんの上に乗って敷地を一周したり、
お鼻にぶらさがって記念写真を撮ったりとぞうの国
ならではの楽しみ方が盛りだくさんです🎵
なぜここにはたくさんのぞうがいるのでしょうか。
実はこの動物園には昔、日本初の像使い
坂本哲夢さんという方がいらっしゃいました。
市原ぞうの国は元々は家族で経営をしていた
普通の動物園でした。
ある時、園長である坂本哲夢さんのお母さんが
家族にぞうを飼うことを打ち明けました。
数頭の動物を売却し、アジアゾウの
「ミッキー」「ランディ」「ミニスター」を
購入しました。これにより、当時小学生だった
坂本哲夢さんはぞうに大きな魅力を感じ、像使いにな
るために自らタイへと飛び立ちます。
このころはまだ15歳でした。
周囲にバカにされながらも像使いになるために
一生懸命訓練に励み、一年後日本に帰ってきます。
こうして坂本哲夢さんは日本人初の像使いとして活躍を
していきます。相棒である「ランディ」とともに
日本初の「ぞうさんショー」を開催し、ショーは
大成功します。
しかし像使いとして順風満帆な日々をランディと
ともに送っていましたが1992年11月、交通事故によ
り哲夢さんは20歳という若さでこの世を去りました。
ずっと隣にいたランディは哲夢さんが亡くなってから
食欲も失い、ぞう舎からも出てこなくなったといいます。
哲夢さんのお葬式はご実家でもある動物園内で行われました。
家族とたくさんの動物が見送る中、ランディは激し
く泣き叫び哲夢さんを乗せた霊柩車から離れなかった
といいます。
いまでもランディは市原ぞうの国で大切に飼育されています。
このお話は映画化もされ、人気動物番組「志村動物
園」でも放送され、大きな話題になりました。
「星になった少年」 映画のタイトルです。
人と動物とが繋ぐ絆というものを実話だからこそ
深く感じることができる作品です。
もしご興味があれば、映画を見た後に
「市原ぞうの国」に一度訪れてみてください♬